iPhone や iPad 等の iOS 端末で日本語入力を行っていると、ユーザー辞書に登録しておいた筈の単語が、ふとした拍子に変換候補に表示されなくなってしまうことが、稀に良くあります。
この現象は、かなり以前のバージョンから iOS 8 に至るまで、自分で実際に体験しています。
基本的には複合的な原因によって引き起こされる再現性の低い不具合だと思うのですが、この現象に出くわした時に、毎回とりあえず行っているおまじないを記事にしておきます。
体感的に、だいたい8割方は、問題が解決するんじゃないかと思われ。
同じように、ユーザー辞書に登録した単語が、急に変換候補に出てこなくなってしまった方のお役に立てましたら。
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対処方法
対処方法は、とても簡単です。
歯車アイコンの設定アプリから、ユーザー辞書の一覧画面を開いてあげるだけです。
それだけで、ほとんどの場合、iOS は登録した単語を「思い出して」くれます。
「あ、ゴメン。ちょっと、ボーッとしてたわ」みたいな感じで。
うぅん、人間臭い OS だなぁ。
ということで、いちおう、以下に操作手順を書いておきますね。
- まず最初に、ホーム画面で歯車アイコンの「設定」アプリをタップします。
- 「一般」をタップ
- ちょっと下にスクロールして「キーボード」をタップ
- 「ユーザー辞書」をタップ
- 例えばウチでは、「め」という読み方に、よく使うメールアドレスを登録しています。いちいち入力するの、めんどうなので
- 以上で、操作は完了です(一覧を表示するだけで構いません)
- アプリに戻って「め」を入力すると、先程までは候補に出てこなかった、ユーザー辞書に登録しておいたメールアドレスが、無事に表示されるようになりました
なんで一覧を表示するだけで治るねん、と感じる向きもあるかと思いますが、こんな風に刺激を与えると結果が変わることって、こういう複雑化したシステムだと割りと良くあるんですよ。
詳細な弁明は、作ってる人達に譲りますけれども(笑)
それでも、候補に出てこない場合は
稀に、ユーザー辞書の一覧を表示しただけでは治らない場合があります。
その時は、まず別のアプリで日本語入力を試してみましょう。
別のアプリでは変換候補に表示されるのに、さっきまで入力していたアプリでは表示されない、という場合は、ホームボタンを2回押して、目的のアプリを一旦終了させてから、もう一度起動して入力してみてください。
また、「設定」アプリのユーザー辞書一覧で一番下までスクロールしてみたり、幾つか項目をタップして内容を表示したりすると、iOS がユーザー辞書の存在を思い出すことがあります。
これらのことを行っても表示されない場合は、iPhone や iPad を再起動してみましょう。
ざっくり以下に書いておきますが、適切な再起動の方法については、本家のヘルプをご覧ください。
- スリープ/スリープ解除ボタンを長押し
- 「スライドで電源オフ」で電源を落とす
- うっすーく表示されるぐるぐるが表示されなくなるまで待つ
- もう一度スリープ/スリープ解除ボタンを長押しして電源を入れる
おわりに
この現象、もうずーっと解決していない気がするんですけど、まぁ、どの OS でも、日本語入力周りって問題が多いですからねぇ。タマにハングしたりもしますし。
やっぱり、大元をアメリカさんで作ってるモノって、どうしても他言語対応がないがしろにされがちな印象があります(ずっと昔比べたら、遥かにマシにはなってますが)。
もうじきリリースされる iOS 9 では、再現しないといいですね。