いつの間にやら、日本の Amazon でも2段階認証が設定できるようになってました!

 つい先程、たまたま気付いたのですが、いつの間にやら日本の Amazon でも 2 段階認証が設定できるようになってました!

 これ、いつからだろ。ホントに、ごく最近だとは思うんですけど。

 それにしても、やっとかぁー。

 いやぁ、長かった。

 いえね、わざわざ「日本の」Amazon と枕をつけたのは、例えば米国では、とっくの昔に使えるようになっていたからです。

 ご多分に漏れず、私も Amazon を大変便利に利用させてもらっているわけですが、2 段階認証が設定できない事だけはず~~~っと気がかりで、ハラハラしながら使ってましたからね。

 だって、これほど日常的に利用する、しかもガッツリお金が絡んだサービスで、2 段階認証が設定できないなんて、ハッキリ言って怖すぎです。

 ココさえ対応してくれれば、もう言うことないのになぁ、と思っていたら、この度ようやく日本でも使える運びとなったようで、気づいた時にはちょっと興奮してしまいました(笑)

「いや、待って待って。当たり前みたいに言ってるけど、そもそも 2 段階認証ってなんなのさ」

 と疑問に思う方は、このようなページをそもそも開かない気もしますが、いちおう簡単に説明してから話を進めましょう。

スポンサーリンク

読み込み中です。少々お待ち下さい

2 段階認証とは

 多くの方が目にしたり耳にしたことがあるであろう、いわゆる 2 段階認証とは、とあるサービスの自分のアカウントに対してサインイン等の操作を行う際に、一般的なユーザーID&パスワードによる認証とは別に、その場限りの使い捨てのセキュリティコードを利用して、2つめ(2段階目)の認証を行うことで、セキュリティのさらなる強化を試みる認証方式です。

 より正確には 2 要素認証(2-factor authentication)の一種であり、例えば生体認証と組み合わせて要件を満たす場合もありますが、ここでは Amazon や Google 等が提供している「ID & パスワード」+「認証済みデバイスでのみ確認できるコード」という、「いわゆる2段階認証」についてのみ言及します。

 インターネットが普及した昨今では、とあるサービスから ID & パスワードが流出したというニュースが以前よりも世間の耳目を集めるようになったこともあり、不正アクセスやアカウントの乗っ取りといった犯罪に不安を感じている方も多いかと思います。

 そこで、ご利用中の各サービスで 2 段階認証を設定しておけば、万が一 ID とパスワードのセットを誰か他人に知られてしまったとしても、認証済みのデバイス(多くの場合、お手元のスマホのことを指します)でしか確認できない 2 ステップ目の手順が必要となりますので、その誰かさんはあなたのアカウントにアクセスできないという寸法です。

 言い換えれば、認証済みのデバイスを手元に物理的に保有しているあなただけが、あなたのアカウントにアクセスできるという仕組みであり、これを設定すると安全性が飛躍的に向上します。

 また、良く使う端末では、毎回セキュリティーコードの入力を要求しないように設定することもできますので、運用の手間もそれほど増えません。

 どのサービスでも必ず提供されている訳ではないのが残念ですが、今回紹介している Amazon に限らず、Google や Microsoft、Apple 等の主要なサービスでは軒並み利用できますので、できるだけ設定しておきましょう。

 より詳しくは、こちらの記事も併せてご覧ください。

日本の Amazon でも利用できます!

 ということで、あなたのアカウントを強固に守ってくれる 2 段階認証が、とうとう日本の Amazon でも使えるようになりました!

 わーい、やったー。

 首をなが~~~くして待ってたので、正直、狂喜乱舞しております。

 我ながら、こんなことで小躍りする自分はどうかと思うのですが。

 さて、それでは早速、日本の Amazon にサインインして、「アカウントサービス」から「アカウント情報を変更」と辿り、2 段階認証を設定しましょう。

  • 「アカウントサービス」の「サインインとセキュリティ」から「アカウント情報の変更」を選択します
  • これ! この、一番下の「高度なセキュリティ設定」が、長らく日本の Amazon では表示されなかったんですよ~
  • 「高度なセキュリティ設定」の「編集」ボタンを押すと、このような初期設定画面に遷移します。「設定を開始」ボタンを押して、画面の指示に従ってください

 以下がヘルプになりますが、説明が分かり易いので、画面の指示に従っているだけで簡単に設定できると思います。

 2 段階認証の設定には、SMS または音声通話が行える電話か、認証アプリを使える環境が必要なので、いずれにしろ、お手元にスマホがあると話が早いでしょう。

 Google Authenticator(Google 認証システム)等にも、もちろん登録できますよー。

  • Google Authenticator に燦然と輝く Amazon の文字
  • 右上の「+」をタップして「バーコードをスキャン」を選択し、Amazon の 2 段階認証をしている途中で「認証アプリ」を選択すると表示される QR コードをスキャンするだけで登録できます(なので、PC で設定しつつ、手元に Google Authenticator をインストールしたスマホがあると操作がスムーズかも)

 当然ながら、Amazon のスマホアプリでも、サインアウトした状態からサインインしようとした時は、きちんとセキュリティコードの入力を求められるようになります。

  • 「このデバイスで再度コードを要求しないでください」にチェックすると、次回からは同じアプリでセキュリティコードを入力する手間が省けます(自分しかアプリを使わない場合だけチェックしましょう)
  • Amazon アカウントに対する 2 段階認証なので、Amazon Music 等の別サービスでも、このようにちゃんと機能します

 ただ、既にサインインしている場合は、どうもそのまま引き続き使えるようです。

 サービスによっては、2 段階認証を有効にしたタイミングで強制的に全てのデバイスから一旦サインアウト、のような挙動をすることも多いのですが、この辺りは Amazon らしく顧客の利便性を優先したのでしょう。

おわりに

 いやー、Amazon が対応してくれて、ホントに良かった。

 感無量(?)です。

 大袈裟に思うかも知れませんが、これほど頻繁に利用するお金が絡んだサービスで、2 段階認証が使えないのは、正直ちょっと考えられなかったですからね。

 これで、かなり安心して使えるようになるので、本当に嬉しいです。

 ちなみに、各サービスで 2 段階認証を設定した後は、信頼したデバイス(スマホ)を紛失したり、解除を忘れたまま譲渡しないように気をつけましょう(特に機種変の時)。

 また、サポート等を装った誰かに、電話や口頭でセキュリティコードの提示を求められても、決して応じないように心掛けましょう。

この記事をシェア
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Share on Google+
  • この記事についてツイート
  • この記事を Facebook でシェア