ディスプレイの映らないノートPCにWindowsをインストールしたいのに、外部モニタに表示が切り替わらない場合の対処方法

　つい最近、手持ちの古いノート PC を Windows 10 にアップグレードしたのですが、ジツはディスプレイが何年も前から死んでまして。

　仕方なく、外部モニタを D-Sub に繋いで使っているのですが、普段は Windows でそちらをメインディスプレイに設定して、ノートのディスプレイには何も表示しないようにすれば済む話です。

　ところが、この状態だと、OS をインストールする時などに、途端に困ってしまうんですね。

　状況によってそれぞれだと思いますが、今回 Windows 10 にアップグレードしたノート PC の場合は、外部モニタを D-Sub に繋いでいても、おそらく自分ではちゃんと映っていると思い込んでいるからなのか、OS が起ち上がるまではデフォルトであるノートのディスプレイにしか、基本的に表示してくれません。

　さらに、外部モニタを接続可能なノート PC では、大抵「Fn」＋「F3」キーの同時押しで LCD と外部モニタの表示を切り替えられるようになっているのですが、これも Windows が起動する前は効いてくれないときています。

　以前は、ごく稀にノート PC のディスプレイが数分間だけ映ることがあり、その隙になんとか OS を入れ替えたりしていたのですが、もう随分前から完全に映らなくなってしまっているので、その手も使えません。

　真っ暗な画面で Windows をインストールするのは、さすがにちょっと無理ですから、この子の OS を入れ替えるのは、もう無理かなーと半ば諦めていたのですが、この度、めでたく回避方法を発見しましたので、いちおう記事として残しておきます。

　今回、Windows 10 をインストールしたのは NEC の Lavie LL750/RG という古いノート PC なりますが、それに限らず、同じようにディスプレイが映らなくなってしまったノート PC 全般で、もしかしたら使える回避方法かも知れません。

　ほぼ誰も必要としていない情報かなーとは思うのですが、そしてニッチな記事ばかり書き過ぎている自覚もあるのですが、まぁ、どなたかのお役に立ちましたら。

読み込み中です。少々お待ち下さい

それで、どうすればいいの？

　早速ですが、本題に入ります。

　冒頭にも書いたように、普段は OS の起動前に「Fn」＋「F3」キーを同時押ししても、表示画面が切り替わってくれない訳です。

　それでは、一体どうすれば良いのか。

　今回、バクチ的に Windows をインストールし直して気づいたのですが、光学ドライブ（DVD）にインストールメディアが入っている状態だと、OS の起動前に「Fn」＋「F3」キーの同時押しが機能するのです。

　具体的には、遅くとも「Press any key to boot from CD or DVD....」の手前辺りで、表示が切り替わります。

　いままでは、Windows が起ち上がる前に何か問題が起きたらどうしようという不安があったのですが、これに気づいてからは、随分と気が楽になりました。

　という訳で、全ての環境で機能するとは限りませんが、ディスプレイの映らないノート PC で、外部モニタに表示を切り替えられない場合は、試しにインストールメディアを光学ドライブに入れてから電源をつけて、OS 起動前に「Fn」＋「F3」キーを画面が切り替わるまで押してみてください（別にインストールはしなくていいです）。

　ちなみに、今回ウチで使ったのは、Windows 8.1 のインストールメディアです（8.1 → 10 の順にインストールしたので）。

おわりに

　前書きより、本文の方が短い（笑）

　いや、つい最近、手持ちの Windows 機を 2 台ほど 10 にアップグレードしまして、それにまつわるネタを記事にまとめているのですが、これはその中で軽く触れようと思っていた子ネタでしかないのです。

　でも、そちらに含めてしまうと、どうしても焦点がボヤけてしまいそうだったので、こうして単独の記事として切り出したという次第です。

　この記事の内容を必要としている人は、いたとしても、おそらく極少数だと思われますので、その方々にピンポイントに届きやすいようにという意図もありますが。

　手元のノートのディスプレイが映らないのは、単なる断線や接触不良かなーとも思うのですが、最後の方は色味がもうおかしかったので、やっぱり故障かなーという疑いも拭い切れず、いまさら修理するくらいなら買い換えた方が早いし、完全にぶっ壊れるまではと思いつつ、使い続けて早数年だったりします。

　まぁ、なんか全体的にピント外れのことを言ってるかも知れませんが、万が一どなたかのお役に立ちましたら。